「私が投資を行っている」という情報を聞きつけた夫の知人2人が
話を聞きたいということで我が家に来られたのは、昨年末のこと。
1人は私も昔から知っている方、もう1人も1度だけ面識ありで
すでにみんな知り合いって感じで和やかに話は進みました。
Aさんのご相談と、それに対する私の意見
会社勤めのAさん。
企業型確定拠出年金に加入しているけれど
よく分からないままポートフォリオを組んでいるので
改善したほうがよい点などアドバイスが欲しい。
→Aさんが持ってきた資料を見ると
国内株式インデックス・国内リート・世界バランスで構成されていました。
他の同僚さんはほとんど定期預金にしてるでしょ?と聞いたら
「え!何で分かるんですか?」と驚かれましたが
そんな中、自身の判断でリスク資産に投資し
しかも分散させているのはすごいと思う、と率直な感想を述べました。
そのうえで、日本市場と海外市場の規模の違いやこれまでの株価推移、インフレ、
人口動向などを説明し(できるだけ穏やかにと思いつつ、つい熱く語る私であったw)
自分なら先進国株100%にするが、Aさんの選択も尊重し
先進国株を多めにして残りを国内リート+世界バランスにしてはどうか?
という意見を述べました。
Aさんは「すぐにスイッチングします!」と答え、実際に即行動したようです。
Bさんのご相談と、それに対する私の意見
自営業者のBさん。
お金に対する不安や危機感が非常に募っており
投資をしなければ・・という気持ちはあるが、
何をどうしたらいいのかさっぱり分からない。
金融セミナーにも参加し、ファイナンシャルプランナー(FP)による
個別相談会でお金関係の資料を提示したところ、とたんにFPが
「だめだこりゃ」な表情になり、あとは軽く流されて終了したとのこと。
→家計収支は把握していますか?の質問に「してないです。。。」とモゴモゴ。
まずはざっくりでもいいから家計簿をつけて実体を把握検証し節約を心がける。
確定申告しているならiDeCo加入も検討を。
ただしある程度の貯蓄が最優先なので、まずは節約と貯蓄に励むべき。
という意見を述べました。
ここまでが昨年末の出来事です。
そしてコロナショックが起こりました。
Aさんの、その後
ちょうど株価が暴落を始めたタイミングでAさんに会う機会がありました。
さりげなく、iDeCoは定期預金にスイッチングした?と尋ねると
「はい、スイッチングしました」との答え。
ある意味素直で行動力があり、長期投資よりも短期投資向きか?と
思ってしまいそうですが、まあ結局そうなってしまうんだよな・・と。
地頭はすごくいい人なので、株価が戻って来て再びスイッチングする時に
ハタと立ち止まって気付いてくれないかなぁ・・と淡い期待を勝手に寄せてみるw
Bさんの、その後
iDeCo加入も検討(ただし貯蓄が先)という私の意見を聞いていたのかいないのか
Bさんから「国民年金保険料が免除されているため、iDeCoの申込みができなかった」
という連絡が。
想定外でした。まさか免除とは。
そんなBさんは自営業者ですから、ネットやSNSも立派な販促ツール。
ということでBさんのブログをあっさり発見しました。
ある程度まで過去記事をさかのぼって拝読したんですが
某ブランドの某商品(庶民価格の10倍)を買ってプレゼントしたとか
友人と何処ぞでオーガニックランチとか、ペットを多頭飼いしてるとか。
免除を受けてその調子じゃお金は貯まらんし、そりゃFPもサジ投げるわ=3
一時はお金への不安を吐露するような文言もあったのですが
コロナウィルス感染が起きて以降、Bさんがブログにあげているのは
慌てて買いに走った保存食品ほか備蓄品の数々のご紹介と
続けてやってくるかもしれない経済恐慌に対する自分なりの対応策。
確かに間違ってはいないんです。
いないんですけれども・・何かがちょっとズレてる感が半端ない。
しまいにゃ胡散臭いスピリチュアル系だか自己啓発系youtuberの
動画まで貼り付けてありました。
この調子だとBさんは良い方向へは変われなさそうな気がします。
そしてお金が貯められないのは理由がある、という事がよく分かりました。
案外、私のほうが・・・?
しかし、ひょっとしたらAさんとBさんは
「ふ~定期預金に早めにスイッチングしてよかった~!」
「うわ~投資なんて始めなくてよかった~!」と安堵しているかもしれません。
それどころか
「あんなにのめり込んでたらもうアウトだね。むぅさん、どうすんだろ~~」
なんて思われているかも・・・w
というわけで・・・
投資を始める、続けるということは難しいんだなぁと思いました。
今回は相手からの依頼で僭越ながらアドバイスをさせてもらいましたが
最終的にどうするか・どうなるかは自分次第です。
今、証券口座には開設申し込みが殺到し時間がかかっているようですが
一発当ててやろうという素人ギャンブラーの参戦が多く
インデックスファンドの積立投資をやろうと思って開設する人は
おそらく少数派なんだろうなぁ・・と感じています。
ん~。何だか難しいですよねぇ・・・いろいろ。
上手くまとめきれていませんが、本日はこれにて終わりますw
以上、むぅでした^^