【子供の教育】私が貫いた唯一のポリシー。子はちゃんと見ています。

我が家には新社会人+大学4年、2人の子がいます。

授業料も残すところ下の子の後期分のみとなり

いよいよ教育費のゴールが見えてきました。

 

ありがたいことに2人とも国立大に行ってくれたのですが

私も夫も専門卒で大学受験の経験がありません。

よって親としてやるべきサポートは手探り。

 

ただ、私がひとつだけ心に決めていたことがあります。それは

『勉強しなさい!』という言葉を絶対に口にしないこと。

 

これは受験期に限ったことではなく

子供が小学校に入学する前から決めていたことです。

 

・・な〜んてドヤってますが、実はきっかけがありまして。

しかも割と不純な動機だったりします(^^;

 

子供が全員旧帝含む理系国立大に現役合格した親戚のおじさんがいて

おじさんは小学校で落第する勢いのおバカ(※本人談)だったのに

なぜ子供が揃って優秀なのか、何か子育てのコツでもあるのか、

尋ねたことがあります。そこで返ってきた言葉が

『勉強しろ!』と言わなかったからじゃない?だったんですね。

自分がろくに勉強してないのに子供に言えるか?と。

おじさんの人情味キャラも手伝って妙に腑に落ちてしまい

私もマネしようと思ったわけです。

 

当時、我が家の子たちはまだ保育園。

大学なんてずっと先のことでイメージすらわきませんでしたが

これでもし国立大に受かれば儲けものじゃんね〜くらいのノリで

小中高の12年間やってみたら本当に合格したので、

まあやってみるもんですねw

 

思い返せば私自身、親から頭ごなしに『勉強しなさい!』と

言われてもやった試しはないどころか内心舌打ちしてました。

皆さんもそうではなかったですか?(^^)

その一方で、社会人になってから学生の頃もっと勉強しておけばよかったと

後悔した人も少なくないと思います。私もそうでした。

そういう苦い記憶から我が子には同じ轍を踏んでほしくない、と

つい口から出てしまうのでしょう。

 

つまり、勉強を頑張った経験のない人間ほど

この『勉強しなさい!』という抽象的で自己満足極まりない言葉を

自己投影するかのごとく子供に発してしまいがちなのかもしれません。

もちろん私もそうなる可能性大でした。

 

印象的だったのは、下の子がセンター試験直前だった頃。

「お母さん、今まで1回も勉強しなさい!って言わなかったよね。」

と、ふと口にしたんですね。

内心ビックリとなぜかガッツポーズしたい気持ちが合わさりつつ

あら。よく気付いたね、と返したら

「うん。正直めっちゃ助かったわ。」と。

この一言でなんというか、報われた気がしました。

そして子供は親のことをちゃんと見ているんですね。

 

動機は不純でしたがw この言葉を使わずに子育てできたことは

私の小さな誇りです。

 

以上、むぅでした。