新興国株や全世界株への投資に消極的な理由

最近よく見ている『三好FAの資産運用チャンネル』

先日は「米国株と全世界株、どちら投資するべきか?」という内容で

三好さんは「米国株に軍配が上がる」というお答えでした。↓

見ながら「ん~そうだよねぇ~」と画面に向かって相槌を打つアラフィフ主婦w

 

私は全世界株式に投資していません。

つまり新興国株式インデックスは必要ないという考えです。

ただインドには興味があって一時期ETFを買い付けて

いましたが、それもやめて今はホールドのみ。

資産全体に占める新興国株式の割合は1%未満となっています。

一方、先進国株式は資産全体の50%を超えてきました。

厳密に算出していませんが、その8割超が米国株のはずです。

 

もっとも、全世界株式100%で運用したところで

先進国90%、新興国10%の比率なうえに

アメリカが60%近くを占めているわけですから

どのみちアメリカ偏重にならざるを得ないんですけどねw

 

ここでは、私がなぜ新興国株式に投資しないのかについて

三好さんのお話と重複する点もありますがその理由をいくつか。

1.アメリカの次に覇権を取りそうな国が見当たらない

アメリカ並みに広い国土と資源があり、通貨が信用され、

経済金融活動における基盤がしっかりと整備され

若年層人口も減らず、数多の世界的企業が存在する・・

近い将来そのようなレベルに達し、追い抜きそうな国が

他に見当たりません。

 

そして数多の世界的企業が存在する米国株に投資をすることは

ある意味、全世界に投資をしているようなものと考えています。

 

2.新興国において、経済発展は必ずしも株価と連動しない

経済成長と連動して株価が思うように上昇しないのが新興国です。

GDPで日本を追い抜いた中国や、いずれ世界トップに躍り出ると

いわれるインドは魅力的な投資先に思えますが、何かとリスクが

高い割になかなか恩恵を受けられないのが現状だと思います。

 

3.米国株が下がるとそれ以上に新興国株は下落する

これも新興国株へ投資していた頃の実感です。

株価下落局面になると欧米の機関投資家がキャッシュ確保のため

自国以外に投資している資金を一斉に引きあげることで

株も為替もいいように振り回されている印象を受け、徐々に

新興国株に投資することの意義が分からなくなってしまいました。

 

4.中韓は日本以上のスピードで少子高齢化が進んでいる

某証券会社の営業マンが見せてくれた資料に

世界に先駆けて日本が少子高齢化社会へ突入したあと、

やがて中国と韓国が日本を上回るスピードで少子高齢化が進む

というデータがありました。10年ほど前のことです。

 

新興国株インデックスは現在、中国韓国台湾の割合が大きいです。

時価総額次第で状況は変化していくのでしょうが

あまり明るい未来を感じない国がメインとなっている

インデックスファンドへの投資は気乗りしません。

 

・・・というわけで、

新興国株式に対してネガティブなことばかり述べてしまいましたが

これが正しいかどうかは未来になってみないと分かりません。

 

自分に残された投資可能期間からすると、まぁ新興国ナシでも

いいかな?という極めて大ざっぱな感覚によるところが

大きかったりもします。

 

そういう意味では、10代20代と若い方がこれから投資を始める

のであれば全世界株式は全然アリだと思います。

これから長~い投資期間があるわけですし、

世界情勢がどう変わるか分かりませんのでね。

 

以上、むぅでした。